広島大学教育学部 心理学教室

カリキュラム関連情報

学部

教育課程編成・実施の方針

 心理学プログラムでは、プログラムが掲げる到達目標を実現させるために、人間の心の仕組みや働きを理解し、心の測定法やデータの収集・分析などの方法を修得し、それらを実践し新たな知の探求ができるための基礎を育成します。また、実社会において生じる心や行動の問題の解決のための基礎となる知識や技能を育成します。そのために、次の方針のもとに教育課程を編成し、実践します。
 心理学プログラムの教育課程は、(公益社団法人)日本心理学会が認定する「認定心理士」の申請に必要な科目、並びに公認心理師法施行規則(平成29年文部科学省・厚生労働省令第3号)において大学における公認心理師となるために必要な科目として示された科目を充たすものです。

  • 1年次には、「心理学概論A・B」、「大学教育入門」および英語などの教養教育科目を履修して専門教育の基礎づくりを行うとともに、「心理学基礎実習」を履修し、心理学の研究を体験し、心の測定法やデータの収集・分析などの基礎的な方法を身につけます。
  • 2年次には、教養教育科目を引き続き履修するとともに、「知覚・認知心理学」、「学習・言語心理学」、「社会・集団・家族心理学」、「教育・学校心理学」、「発達心理学」、「臨床心理学概論」などの心理学各領域の概論を履修し、心の仕組みや働きを理解するための標準的な知識を身につけます。また、「心理学研究法」、「心理学統計法I・II」、「心理社会調査法」などの研究法科目を履修し、人間の心について理解するための方法・技能を身につけます。
  • 3年次には、心理学の各領域の特論として、「神経・生理心理学」、「対人心理学」、「教育相談」、「児童・青年期発達論」、「乳幼児心理学」、「障害者・障害児心理学」などを履修し、心の仕組みや働きを理解するための発展的・応用的な知識を身につけます。
  • 3-4年次には、学士課程のまとめとして、実際に心理学が使われている複数の職場を見学する「心理実習I・II」や、研究を遂行する能力・技能を身につけるために「心理学実験」、「課題研究I・II」を履修し、現代社会における人間の心や行動に関する問題解決への意欲や態度を形成します。
  • また、2-3年次にかけて、心理学の実践・応用領域や関連領域の科目として、「心理学的支援法」、「健康・医療心理学」、「福祉心理学」、「司法・犯罪心理学」、「精神疾患とその治療」、「関係行政論」などの科目を履修し、実社会において生じる心や行動の問題の解決に寄与するための知識・技能を身につけます。
  • 上記のように編成した教育課程では、講義、実技、演習等の教育内容に応じて、アクティブラーニング、体験型学習、オンライン教育なども活用した教育、学習を実践します。学修成果については、シラバスに成績評価基準を明示した厳格な成績評価と共に、本教育プログラムで設定する到達目標への到達度の2つで評価します。

○カリキュラムの詳細のダウンロードはこちらから
2024年度学部入学生用カリキュラム
2023年度学部入学生用カリキュラム
2022年度学部入学生用カリキュラム

マスター

教育課程編成・実施の方針

人文社会科学専攻・心理学プログラムでは、次の方針のもとに教育課程を編成し、実施します。

  1. 心理学や、それらに関連する学際分野、融合分野で必要な専門的知識と能力の獲得を促すため、各分野に関連する専門科目を体系的に提供するプログラム専門科目を開設します。
  2. 幅広く深い教養と「持続可能な発展を導く科学」の創出への意欲を育成するため大学院共通科目を開設し、さらに人文科学、社会科学及び教育科学全般において共通基盤となる視点や能力を涵養するため研究科共通科目を開設します。
  3. 専門領域外の基礎的知見に触れ、広い視野や複眼的思考能力を身に付けるため、他プログラム専門科目として、主として専攻する領域以外の授業科目の履修を必修とします。
  4. 広範な課題発見能力や課題解決能力の涵養のため、研究指導は、主指導教員と、主指導教員とは専門の異なる教員を含む2人以上の副指導教員との複数指導体制で行う特別研究を開設します。

また、臨床心理学実践・研究コースでは、臨床心理士養成を目的とする(財)日本臨床心理士資格認定協会が定める指定大学院の要件を満たす科目群と、公認心理師法施行規則(平成二十九年九月十五日)において大学院における公認心理師となるために必要な科目として示された科目を系統的に配置し、臨床における実践力を形成するとともに、保健医療、福祉、教育その他の分野における、心理学に関する深い専門的知識や技術を形成します。

○カリキュラムの詳細のダウンロードはこちらから
2024年度大学院博士課程前期入学生用カリキュラム
2023年度大学院博士課程前期入学生用カリキュラム
2022年度大学院博士課程前期入学生用カリキュラム

ドクター

教育課程編成・実施の方針

人文社会科学専攻・心理学プログラムでは、次の方針のもとに教育課程を編成し、実施します。

  1. 心理学や、それらに関連する学際分野、融合分野で必要な専門的知識と能力の獲得を促すため、特別研究を開設します。
  2. 幅広く深い教養と「持続可能な発展を導く科学」の創出への意欲を育成するため大学院共通科目を開設し、さらに人文科学、社会科学及び教育科学全般において共通基盤となる視点や能力を涵養するため、研究科共通科目を開設します。
  3. 狭い専門領域にとらわれない広い視野や複眼的思考力を涵養するため、特別研究を開設します。
  4. 広範な課題発見能力や課題解決能力の涵養のため、主指導教員と、主指導教員とは専門の異なる教員を含む2人以上の副指導教員との複数指導で行う特別研究を開設します。
  5. 社会における問題に目を向け、学生自身の専門性を社会的な問題解決にいかに活かすかという視点を身に付けるため、特別研究を開設します。

○カリキュラムの詳細のダウンロードはこちらから
2024年度大学院博士課程後期入学生用カリキュラム
2023年度大学院博士課程後期入学生用カリキュラム
2022年度大学院博士課程後期入学生用カリキュラム

PAGE TOP